振動減衰
摩擦や粘性などの抵抗力により、失われる振動のエネルギー消費のこと。純粋にばねと質量のみによる振動系に、減哀を付加すると振幅は減少する。この振幅減少は、振動エネルギーが熱エネルギーに変わり消費されることによるものである。自動車で意図的に付加される減衰としては、路面の凹凸による車体のピッチング・バウンシング振動を抑えるために使われるショックアブソーバーや、フロアなど、広い鉄板の共振を抑えるために貼り付けられる制振材など多種類のものがある。減衰は付加されるものだけでなく、構造体そのものの内部にもあり、減衰が大きい樹脂材料の構造体への使用、制振合金の実用化などがなされている。
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