指名打者の特定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 10:56 UTC 版)
指名打者は、試合開始前に選ばれ、球審に手渡す打順表に記載する必要がある(野球規則5.11(a)(1) )。 指名打者は打順表の中でその位置が固定されており、選手交代があってもその位置を変更することはできない(野球規則5.11(a)(7) )。試合途中から指名打者になれるのは、代打または代走としてDHと交代して守備についていない選手のみである。 なお、ルール上の投手と選手登録における投手とは関係がない。野手登録の選手が投手を務めること と同様に、投手登録の選手が野手やDHを務めることは可能である。 2013年10月12日に行われた東北楽天ゴールデンイーグルス対オリックス・バファローズ第23回戦の7回裏の楽天の攻撃で、楽天は一塁走者の指名打者・アンドリュー・ジョーンズへの代走として投手登録の福山博之を起用した(7回表を投げ終えた楽天の投手は金刃憲人であり、福山ではない)。福山はジョーンズの代走であるためそのまま指名打者の役割を引き継ぎ、以後試合終了まで指名打者のままであり、投手として登板することはなかった。打席は回ってこなかった。 変わったところでは、中日ドラゴンズがオープン戦で投手を打席に立たせるために、登板する投手とは別の投手登録選手をDHに入れた事例がある。
※この「指名打者の特定」の解説は、「指名打者」の解説の一部です。
「指名打者の特定」を含む「指名打者」の記事については、「指名打者」の概要を参照ください。
- 指名打者の特定のページへのリンク