手組みと完組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 06:57 UTC 版)
「ホイール (自転車)」の記事における「手組みと完組み」の解説
手組みホイール 専門店などで市販されているハブ・スポーク・リムから用途に合った製品を選択し、組み合わせて完成するホイール。専門家やユーザーが好みの部品を選択できる反面、汎用部品を使用するため特徴のあるホイールは作れないが、手に入りやすい市販部品にて構成されているので補修が容易である。日本工業規格JIS D9311『自転車組立作業方法』によって品質が規定されているものの、組む人の技術によってホイールの精度に差が出る。組み立て調整には、振れ取り台、センターゲージ、スポークレンチといった専用工具を用いる。 完組みホイール メーカーが自社部品のみを使って完成したホイール。さまざまな規格にとらわれることなく大胆な設計が許されるので、特定の用途に特化した特徴を有する特殊ホイールを作ることができる。手組のように精度にばらつきが出るようなことがなく、常に安定した品質を得られる。半面、部品は専用の物しか使用できないので、補修部品が手に入りにくかったり、一般ユーザーにはメンテナンスが難しい場合がある。
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