手紙事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:20 UTC 版)
「モーリツ・ベニョヴスキー」の記事における「手紙事件」の解説
奄美大島で発した書簡は神聖ローマ帝国陸軍中佐名義で高地ドイツ語で書かれていた。長崎オランダ商館長ダニエル・アーメナウルトが幕府より解読を依頼されたが、その内容はルス国(ロシア帝国)が松前近辺を占拠するためにクリル諸島に要塞を築いているという内容を含んでいた。ベニョヴスキーをオランダ語読みした「ファン・ベンゴロ」は日本で「はんべんごろう」と呼ばれることになり、幕府は書簡の存在を秘匿したものの、工藤平助・林子平らがロシア関連書籍を刊行して世に警鐘を鳴らすきっかけとなった。
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