手変わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/08 07:56 UTC 版)
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硬貨における手変わりとは、図案が(ほぼ)同じもので硬貨の何かしらが異なるものをいう。例として重さ、径、厚み、図案などが挙げられる。また、連年発行されている通常貨に刻印される年銘は当然ながら毎年変わるが、基本一回しか発行しない記念硬貨については年銘が異なるものが存在するときも手変わりに分類する。手変わりは公式な機関が公表するものではなく、コレクターや民間企業などが大量の硬貨を見て発見するものがほとんどである。手変わりが起きる理由としては、材料費の高騰・造幣局の圧印[1]の取り替えの際に誤って細かい図案にミス・不明など様々である。
目次
近年の例
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10円青銅貨昭和27年銘(雌と雄)[2]
本来の平等院鳳凰堂に乗っている鳳凰は雄なので、尾が下がっているべきだが、昭和26年に通称ギザ10の製造が始まった当初は、尾が上がっている雌の鳥が描かれていた。10円玉の流通が増えた翌27年、早々に沢山のクレームが入り急遽図柄を修正した。したがって、昭和26年銘と27年銘の一部は尾が上がっている雌で、27年銘の一部とそれ以降現在に至るまでは尾が下がっている雄が描かれている。27年銘の参考比率は雌:雄=1:2。
10円青銅貨昭和61年銘(前期と後期)
テレビ番組などで取り上げられる事が特に多い手変わり。
前期と後期の判別はルーペなどを用いて右の図を参照。参考比率は前期:後期=200:1。後期型が希少なため高値で取引される事が一般的。
地方自治法施行60周年記念貨幣の岩手県の千円銀貨(平成23年と24年銘)[3]
平成23年に岩手県の千円銀貨が10万枚[4]発行されて、翌24年にも追加発行分として平成24年銘が1万枚[5]が発行された。
よって、平成23年:平成24年=10:1となりオークションや専門店では24年銘が高額で取引されている。
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣の一部(平成30年と令和元年と2年銘)[6]
https://www.mof.go.jp/currency/coin/commemorative_coin/2020_olyparagames/20191129.html参照。
脚注
- ^ “造幣局 : 貨幣の製造工程 5. 圧印・検査”. www.mint.go.jp. 2020年1月24日閲覧。
- ^ “10円手変り(s26~s34)”. chigasakiws.web.fc2.com. 2020年1月24日閲覧。
- ^ “地方自治法施行60周年記念貨幣(宮城県、広島県、群馬県)の図柄等を決定しました” (日本語). 財務省. 2020年1月24日閲覧。
- ^ “別紙:地方自治法施行60周年記念貨幣(滋賀県、岩手県、秋田県)の発行要領” (日本語). 財務省. 2020年1月24日閲覧。
- ^ “地方自治法施行60周年記念貨幣(宮城県、広島県、群馬県)の図柄等を決定しました” (日本語). 財務省. 2020年1月24日閲覧。
- ^ “報道発表” (日本語). 財務省. 2020年1月24日閲覧。
手変わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/18 17:00 UTC 版)
摸打などの行為により、手牌が変化することを手変わりという。 広義には、自摸した後に、手牌の中の1枚を打牌することである。これにより、自摸した牌と打牌した牌が入れ替わる。一向聴の状態から有効牌を引けば、手変わりしてテンパイということになる。 なお、ポン・チー・カンなどの行為も、広い意味では手変わりである。 狭義には、テンパイしている状態で、待ちを受け変えることを手変わりと言う。これにより、直前まで通っていた牌が当たり牌になることがある。 (例)狭義の手変わりの例 のノベタンでテンパイしている状態。この状態ではタンヤオのノミ手にしかならないが、を引いて手変わり。高目でタンピン三色となる下の牌姿に変化。 待ちに。五索ではタンヤオのみだが、三索・六索でピンフが、六索なら最高目で三色が付く。 また、直前まで索子は安全牌だったが、手変わりによって当たり牌となっている。 なお、この牌姿は三萬を切って456の高目三色に受けているが、六萬を切れば345の高目三色になる牌姿である。 さらにどちらも、345の場合は三筒を、456の場合は六筒をもう1枚引けばさらに一盃口まで付く形に変わる可能性が残っている。
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