戦争中のくらし―たいざの女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 10:29 UTC 版)
「東世津子」の記事における「戦争中のくらし―たいざの女」の解説
太平洋戦争の記憶も薄らいできた30年余り後の1978年(昭和53年)、新聞で戦争風化を憂う記事を読み、間人の女たちがどんな思いで暮らしてきたかを若い世代に伝え残す責任を感じたことから、仲間を募り、世津子をはじめ12名の間人の女性が編集委員となって、出版したのが『戦争中のくらし―たいざの女』である。約1年をかけて1979年(昭和54年)当時の間人の全954戸3562人の住民と、太平洋戦争戦没者150名の遺族に呼びかけ、うち53人分の戦争体験記を収集してまとめた。学業に打ち込めなかった時代の女性のなかには読み書きができない人もいたので、一部は編集委員の聞き書きによる。刊行にあたっては、元町長・蒲田の名で奨励金も投じられた。
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