慈雲寺のイトザクラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 04:35 UTC 版)
「慈雲寺 (甲州市)」の記事における「慈雲寺のイトザクラ」の解説
推定樹齢300年超のイトザクラがあり1971年(昭和46年)4月1日に当時の塩山市(現・甲州市)の天然記念物に指定され、2005年(平成17年)12月26日には山梨県の天然記念物に指定された。 幹の目通り3.2メートル、樹高15.0メートル、枝張りは東西20メートル、南北18メートルの巨大なものである。1691年(元禄4年)の堂宇再建時に植えられたものと伝わることから、樹齢はおよそ320年と推定されている。 本堂を覆うように咲く姿で知られ、プロアマ問わず多くのカメラマンが訪れる。イトザクラはエドヒガン系の栽培品種のシダレザクラで、大きく枝が枝垂れることからこの名で呼ばれる。花色は薄紅色から濃紅色まで個体差が大きいが、慈雲寺のイトザクラは花色が非常に濃く、また枝ぶりも大きく、枝垂れた枝の先端は地面にまで達している。 例年開花期は4月上旬で、周辺の桃畑の桃の花の開花とほぼ時期が重なり、県内外から大勢の見学者で賑わう。
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