悲劇の死とは? わかりやすく解説

悲劇の死

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 09:50 UTC 版)

フョードル2世」の記事における「悲劇の死」の解説

混乱する国内で、偽ドミトリー1世カルト的な支持を受ける中、父ボリス・ゴドゥノフ急死を受け、1605年4月23日即位した。 だが、ボリスの死と同時に支持者離反し始め偽ドミトリー支持に回る者が相次ぎゴドゥノフ家は求心力失っていった。 また、ツァーリ母親マリヤ悪名高いオプリーチニキ首領マリュータ・スクラートフの娘だったことも、求心力低下拍車をかけた。 そのうえ、父の部下であった貴族ヴァシーリー・シュイスキーは、フョードル1世の弟ドミトリー死に関してボリス送り込んだ刺客誤ってその友人殺したのだと前言撤回し偽ドミトリー1世本物ドミトリー皇子であると主張した同年6月偽ドミトリー軍勢首都に迫ると、11日ヴァシーリー・シュイスキーら大貴族たちは、フョードル2世とその家族逮捕・監禁した。 その後20日ヴァシーリー・シュイスキーらはモスクワ城門ドミトリーのために開き首都乗り込んだ偽ドミトリー命令で、16歳フョードル2世は、母マリヤと共に殺害された。 一人残された姉クセニヤは、数ヶ月偽ドミトリー慰み物にされたあげく、その花嫁マリナ・ムニシュフヴナモスクワ入りする直前修道院入れられた。

※この「悲劇の死」の解説は、「フョードル2世」の解説の一部です。
「悲劇の死」を含む「フョードル2世」の記事については、「フョードル2世」の概要を参照ください。

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