悪魔払いに関する事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/09 04:31 UTC 版)
現代においても、悪魔払いを目的、または名目として、人を虐待したり死に至らしめる等の事件が起こっている。 ルーマニアでは、2005年にルーマニア正教会の神父が悪魔払いのために尼僧をはりつけにするという殺人事件があった(en:Crucifixion#Crucifixion today)。 ドイツのアンネリーゼ・ミシェルの事件では、悪魔払いのために科学的医療行為を止めさせた結果、アンネリーゼが死亡したとして、両親と神父が過失致死罪で有罪判決を受けた。この事件を元にした映画が「エミリー・ローズ」である。 2010年、アフリカ、コンゴの首都キンシャサでは、キリスト教原理主義をうたっていると伝えられる新興宗教団体による子供たちへの悪魔払いと称する行為が問題となっている。ナイジェリアにおいても近年、牧師を名乗る男や牧師の妻によって子供たちが魔女や黒魔術師と決め付けられ、悪魔払いとして火を点けられたり、釘を打ち込まれる等の虐待を受けたり、殺害されるという事件が起こっている。 フランスでカトリック系の神父が2010年に教員3人に対し、悪魔払いの儀式中に加重強姦、拷問、「残忍な行為」を行った容疑で2014年に訴追された。
※この「悪魔払いに関する事件」の解説は、「悪魔払い」の解説の一部です。
「悪魔払いに関する事件」を含む「悪魔払い」の記事については、「悪魔払い」の概要を参照ください。
- 悪魔払いに関する事件のページへのリンク