恐怖、不安、疑念 (FUD)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 05:43 UTC 版)
「恐怖に訴える論証」の記事における「恐怖、不安、疑念 (FUD)」の解説
恐怖、不安、疑念(fear, uncertainty, and doubt、FUD)は、販売やマーケティングにおける「恐怖に訴える論証」を指す用語である。この場合、企業は競合他社の製品についてネガティブな(そして漠然とした)情報を広める。この用語はコンピュータ業界での偽情報戦術を指す用語を起源とし、徐々に一般化していった[要出典]。FUDは「何らかの偽情報を武器として使い、暗黙に強制する」ことである。FUDによって、技術的利点とは無関係にブランドだけで購入する製品を選択するという状況を生み出すことができる。ある大手コンピュータ企業はFUDという非倫理的なマーケティング手法を意図的に使用していたと、競合他社に指摘されていた。 当初FUDといえばIBMだったが、1990年代にはマイクロソフトのマーケティング手法を指して使われるようになってきた。ハロウィーン文書(流出したマイクロソフトの内部文書)では、オープンソースソフトウェアに対する戦術としてFUDという用語が明示的に使われていた。もっと最近では、マイクロソフトは GNU General Public License (GPL) に「ウイルス的性質」があるとする文書を発行しており、これについてもオープンソース関係者はFUDだと指摘している[要出典]。
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