怪火としての牛鬼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:06 UTC 版)
関宿藩藩士・和田正路の随筆『異説まちまち』には、怪火としての「牛鬼」の記述がある。それによれば、出雲国(現・島根県北東部)で雨続きで湿気が多い時期に、谷川の水が流れていて橋の架かっているような場所へ行くと、白い光が蝶のように飛び交って体に付着して離れないことを「牛鬼に遭った」といい、囲炉裏の火で炙ると消え去るという。これは新潟県や滋賀県でいう怪火「蓑火」に類するものと考えられている。 また因幡国(現・鳥取県東部)の伝承では、雪の降る晩に小さな蛍火のような光となって無数に蓑に群がり、払っても地に落ちまた舞い上がり着き、やがて蓑、傘ともに緑光に包まれるという。
※この「怪火としての牛鬼」の解説は、「牛鬼」の解説の一部です。
「怪火としての牛鬼」を含む「牛鬼」の記事については、「牛鬼」の概要を参照ください。
- 怪火としての牛鬼のページへのリンク