微斜長石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 03:45 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動微斜長石 | |
---|---|
分類 | ケイ酸塩鉱物 |
化学式 | KAlSi3O8 |
結晶系 | 三斜晶系 |
へき開 | 二方向に完全 |
モース硬度 | 6 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 白色 |
条痕 | 白色 |
比重 | 2.6 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
微斜長石(びしゃちょうせき、microcline、マイクロクリン)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。長石グループの鉱物で、三斜晶系のカリ長石。
化学組成は KAlSi3O8。同じ組成で単斜晶系のものは正長石だが、肉眼で両者の区別はできない。高温で形成された場合には、Na をやや多く含むサニディン(玻璃長石)になる。
天河石
青緑色の微斜長石を天河石(amazonite、アマゾナイト)といい、微量の鉛によって色付いている。 北アメリカ・ブラジルで産出。古代エジプトで宝石として利用されていた[1]。緑青色の強いものは翡翠に類似し、空青色の強いものはトルコ石の色に類似している。
脚注
- ^ 『世界原色百科辞典 第一巻』【アマゾナイト】
参考文献
![]() | 出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2019年10月) |
- 黒田吉益・諏訪兼位 『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』 共立出版、1983年、ISBN 4-320-04578-5。
- 森本信男 『造岩鉱物学』 東京大学出版会、1989年、ISBN 4-13-062123-8。
- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
関連項目
外部リンク
- Microcline(mindat.org)
- Microcline Mineral Data(webmineral.com)
- Feldsparグループ[リンク切れ](地球資源論研究室)
微斜長石(microcline、マイクロクリン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 02:42 UTC 版)
「長石」の記事における「微斜長石(microcline、マイクロクリン)」の解説
KAlSi3O8。三斜晶系。中温~低温で形成されたカリ長石。正長石とは内部の構造が異なるため属する晶系も異なる。しかし、見た目には正長石とほとんど区別がつかない。
※この「微斜長石(microcline、マイクロクリン)」の解説は、「長石」の解説の一部です。
「微斜長石(microcline、マイクロクリン)」を含む「長石」の記事については、「長石」の概要を参照ください。
微斜長石と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 微斜長石のページへのリンク