復旧の信用度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 22:20 UTC 版)
「ダークサイド (ハッカー集団)」の記事における「復旧の信用度」の解説
これまではランサムウェアの被害に遭った企業が身代金を支払ったとしても、データを元に戻せる(暗号化されたデータの復号化)という保証はなかったため、支払いに応じる企業も少なかった。電子メールセキュリティ対策を手掛けるMimecastによると、攻撃された企業のうち身代金の要求に応じたのは52%。しかしデータを復元できたのはその内の66%にとどまり、残る34%は身代金を支払ってもデータを戻すことはできなかった。英セキュリティ企業Sophosが世界30カ国の中堅組織を対象に実施した別の調査によれば、身代金を支払ってデータを全て取り戻すことができたケースはわずか8%だった。 身代金を支払うメリットはそれほど低かった。だがダークサイドはそれを逆手に取り“信用”を売りにした。「我々に身代金を支払えば暗号解読ツールを受け取れることを知っている。だから身代金の支払いに応じる確率が非常に高く、交渉にかかる時間も極めて短い」とブログで主張している。 Ellipticによると、ダークサイドの被害に遭った企業の半数が身代金を支払っていたことが判明している。
※この「復旧の信用度」の解説は、「ダークサイド (ハッカー集団)」の解説の一部です。
「復旧の信用度」を含む「ダークサイド (ハッカー集団)」の記事については、「ダークサイド (ハッカー集団)」の概要を参照ください。
- 復旧の信用度のページへのリンク