御印祭(ごいんさい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 14:34 UTC 版)
「金屋町 (高岡市)」の記事における「御印祭(ごいんさい)」の解説
毎年6月19日、20日、前田利長の命日(旧暦5月20日)に金屋町にて行なわれる祭りで、約400年前に金屋町を開町し礎を築いた前田利長に感謝し、遺徳を偲び、今日まで唄い継がれる鋳物作りの作業唄「弥栄節(やがえふ又はやがえぶし)」を唄い、男性は法被姿に鉢巻、手に竹の棒を持ち、女性は和服に手ぬぐいを持ち踊り街流しなどを行なう。この唄と踊りは、重労働といわれた単調な作業が長時間に渡って続くたたら踏みに合わせ、疲れを紛らわし、調子を合わせ踏み続けるために唄われたもので、踊りはたたら踏みの動作を所作に取り入れたものである。19日の前夜祭では、午後7時30分より町内並びに各団体約1,000人による弥栄節街流し、金屋緑地公園での舞台踊りなどが、20日の本祭には金屋町公民館で神事と、金屋町と高岡市関にある前田利長墓所にて町内の小・中学生が弥栄節の奉納踊りを行う。2006年(平成18年)には、「とやまの文化財百選(とやまの祭り百選部門)」に選定された。 2020年(令和2年)4月22日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、関係諸団体は、この年の有礒正八幡宮での神事を除く行事の開催中止を決定。2021年(令和3年)の祭礼も、19日の町流しは中止し、20日の神事と神輿巡行のみ行う。
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