後継マシンと懐古趣味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/25 01:15 UTC 版)
「BBC Micro」の記事における「後継マシンと懐古趣味」の解説
1986年、エイコーンは様々な拡張を施した後継の BBC Master シリーズを投入した。基本的に 6502 ベースであることに変わりはなく、BBC Micro でも拡張可能だった部分を最初から全て本体内に実装したものと言える。 1985年、エイコーンは独自の32ビット RISC CPU を開発し、それを使ったパーソナルコンピュータの開発にとりかかった。1987年、Acorn Archimedes シリーズ4機種がリリースされ、下位の2機種(メモリ512KBと1MB)が BBC Microcomputers としてリリースされた。 BBC Micro としての最後の機種は、1989年の BBC A3000 であった。1MBメモリ搭載の Archimedes を当初の機種のようなキーボード一体型にしたものである。 2005年現在も、その拡張性のよさと頑丈さから、BBC Micro は多数使われている。イギリス国内の博物館では BBC Micro が対話型で活躍し続けているところもあり、Jodrell Bank 天文台では BBC Micro を2004年現在も電波望遠鏡の制御に使っているという。BBC Micro のエミュレータも各種OS上で作られている。 2008年3月、BBC Micro 開発者がロンドンのサイエンス・ミュージアムに集まった。同博物館はコンピュータの歴史についての展示を2009年に行う予定である。
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