当時使用された称号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/20 06:38 UTC 版)
ゲディミナスのラテン語での公式称号は以下の通りである。 Gedeminne Dei gratia Letwinorum et multorum Ruthenorum rex(神の恩寵によるリトアニア人及び多くのルーシ人の王ゲディミナス) 1322年と1323年にゲディミナスがローマ教皇に宛てた手紙には、Princeps et Duke Semigallie (セミガリアの君主にして公)との称号がさらに加えられている 。一方、低ドイツにおいては、ゲディミナスは、単に(ラテン語のRex Lethowye に相当する)Koningh van Lettowen(リトアニアの王)と称していた。しかし、ラテン語のrex'の称号は、13世紀以降、教皇が称号を有する権利を認めることを主張しており、ゲディミナスの称号の使用について、カトリック教会の史料において見解が分かれている。例えば、ある史料では、彼はrex sive dux (王あるいは公)と呼ばれていた。また、ローマ教皇ヨハネス22世がフランス王に宛てた手紙では、教皇はゲディミナスを「rexと自称する者」と呼んでいた。しかし一方でヨハネス22世がゲディミナスに対して呼びかける際にはゲディミナスをrexと呼んでいる。
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