ルーシ人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 14:31 UTC 版)
ルーシ人[1](ルーシじん、古ルーシ語・ルーシ語・ウクライナ語: Руси́ни, Русь, Ру́си ;ベラルーシ語: Русі́ны ;リトアニア語: Rusėnai)は、中世から近世にかけて東欧に居住した東スラヴ系の民族である。第一義的には、ルーシ族(ルーシ人とも呼ばれる)、あるいはルーシという地名に由来し、ルーシ(キエフ大公国)という国に属した人々を指す用語であるが、時代が下るとともに意味するところが変わる。
- ^ 「ルーシ」のラテン語名「ルテニア」(Ruthenia)に由来する。
- ^ роусинъ と表記しても同じものを指す。
- ^ なお、「ロシア人」は古代教会スラヴ語で Роусьсци。
- ^ 現在のベラルーシとウクライナ西部・北部・中部。
- ^ 「ルーシ」のギリシア語名であった「ローシア」という外名は、モスクワ国家が帝国化していったこの時期にロシア語化して「ロシーヤ」、つまり「ロシア」になった。
- ^ ウクライナ語: козацько-руський народ。 『ウクライナ史の概説』/ N.ヤコヴェーンコ著. — キエフ: ゲネザ, 1997.
- ^ ウクライナ語: Литвини、ベラルーシ語: Літвіны, Ліцьвіны、リトアニア語: Litvini。「リトアニア人」を意味するが、現在のリトアニア人(Литовці、Літоўцы, Летувісы、Lietuviai)とは異なる。
- ^ 詳細はルシン人。
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