建礼門院右京大夫とは? わかりやすく解説

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けんれいもんいん‐うきょうのだいぶ〔ケンレイモンヰンウキヤウのダイブ〕【建礼門院右京大夫】

読み方:けんれいもんいんうきょうのだいぶ

[1157ころ〜1233ころ]平安末期鎌倉初期女流歌人藤原伊行(ふじわらのこれゆき)の娘。建礼門院仕え平資盛(たいらのすけもり)に愛された。のち後鳥羽院再出仕。家集に「建礼門院右京大夫集」がある。


建礼門院右京大夫

作者大原富枝

収載図書大原富枝全集 第2巻
出版社小沢書店
刊行年月1995.4


建礼門院右京大夫

読み方:ケンレイモンインウキョウノダイブ(kenreimon’in’ukyounodaibu)

作者 大原富枝

初出 昭和48~49年

ジャンル 小説


建礼門院右京大夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/10 13:37 UTC 版)

建礼門院右京大夫(けんれいもんいんうきょうのだいぶ、保元2年(1157年)? - 没年未詳)は、平安時代末から鎌倉時代初期にかけての女流歌人。父は藤原(世尊寺)伊行。母は大神基政の娘での名手である夕霧。名は伊子という説がある[1]

承安3年(1173年高倉天皇の中宮建礼門院平徳子に右京大夫として出仕。藤原隆信平資盛と恋愛関係にあり、資盛の死後、供養の旅に出たという。建久6年(1195年)頃後鳥羽天皇に再び出仕した。

家集に隆信、資盛との恋の歌を中心とする「建礼門院右京大夫集」がある。

山路の露』の作者であるとする説がある。

和歌

  • いかにせむわが後の世はさてもなほ昔の今日を問ふ人もがな
  • 書きつけばなほもつつまし思ひ嘆く心のうちを星よ知らなむ
  • 七夕のけふやうれしさ包むらむあすの袖こそかねて知らるれ
  • さまざまに思ひやりつつよそながらながめかねぬる星合の空
  • 天の河漕ぎはなれゆく舟の中のあかぬ涙の色をしぞ思ふ
  • きかばやなふたつの星の物語りたらひの水にうつらましかば
  • なにごとをまづかたるらむ彦星の天の河原に岩枕して
  • 天の河けふの逢ふ瀬はよそなれど暮れゆく空をなほも待つかな
  • ながむれば心もつきて星合の空にみちぬるわが思ひかな
  • いつまでか七 (ななつ) のうたを書きつけむ知らばやつげよ天の彦星

関連作品

小説
  • 『建礼門院右京大夫』(1975年、大原富江著、講談社)
テレビドラマ
アニメーション

脚注

  1. ^ 角田文衛『日本の後宮』、学燈社、p.299

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