廃車後の活用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 06:42 UTC 版)
前述の通り、計14両が日本国内で静態保存されている。最初に売却された6両は、サンプルとして454号車を三越日本橋本店入口前に持ち込み展示販売された。乗用車の販売さながらの手法は世間の注目を集め、マスコミにも「デパートで地下鉄電車を販売、価格は40万円」などの見出しで大きく取り上げられた。その後454号車は日出幼稚園が購入したが、幼稚園改築工事のため2012年8月に千葉県いすみ市のいすみポッポの丘へ移動された。 この時期はバブル期であったこともあるが、当時三越で一番大きい商品であったため、購入希望者が殺到し、抽選となった。実際にはこの時は廃車になった6両×4本の24両全車が売却候補に挙がっていたが、売れる見込みがないとして計画を変更し、売却予定を6両に留め、残りの18両は早々と解体したため、実際の購入希望者の多さに営団の担当者が解体したことを後悔したエピソードも残されている。 販売価格は1両40万円、車体のみ25万円で、鉄道車両としては破格の安さであった。本形式の新造価格はこの当時の価格に換算して1億円近いと言われる。
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