座席、内部通路および空間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 23:13 UTC 版)
「ブルックリン劇場火災」の記事における「座席、内部通路および空間」の解説
ブルックリン劇場には3レベルの座席があった。平土間と平土間後方席が劇場の1階を占め、600席が含まれていた。ドレス席は、2階バルコニーを占め、550席であった。3階天井桟敷、家族席は、建物の南壁まで伸び、450席であった。家族席には独自の入り口があったし、チケット売り場とこの座席の顧客は、通常は、下階複数の座席を購入する常連客と混ざり合わなかった。 ステージから最も遠く、劇場の天井に向かって、家族席は最も安い宿泊施設を提供し、通りへの最も回り道なアクセスがあった。通路は天井桟敷から始まり、カーテン仕切りを通りぬけ、それから南壁に立てかけられたプラットホームへの短い一続きの階段を南下した。それは右(西)に曲がり、南壁に固定された別の一続きの階段を下り、2階廊下で終わった。常連客はそれから右折してこの廊下に出て、西壁に沿って北に通路をたどり、家族席ボックス・オフィスに向かった。通路はそれから左折し、再び西に曲がり、3つ目の一続きの階段を下りて、ワシントン・ストリートに通じる短い、通りの高さの廊下に降りた(平面図2を参照せよ)。 ドレス席へのアクセスはもっと簡単であった。常連客は、10-フート-wide (3.0 m)の一続きの階段を南下して着陸するまでドレス席に出入りし、右折しロビーに通じる2つ目の一続きの階段に入った。ドレス席の常連客もまた、建物の路地側に沿って2つ目の非常出口を持っていて、一続きの階段を下りて中央出口からフラッズ・アリに出た。出口は一般的にゲート・クラッシャーを阻止するために施錠されていたために、階段はほとんど使用されず、また十分に知られていなかった。 ステージの両側に4つずつ、それぞれ6人を収容するプライベートボックス8つが座席を締めくくり、ボックス席は家の中で最も優雅で高価な施設を提供する。劇場が1871年に開場したとき、家族席は50セント、ドレス席は1ドルであった。下のオーディトリアムでは、ステージに不便なほどに近い平土間席は75セントで、いっぽう平土間後方席は1ドル50セントであった。ボックス席は10ドルであった。
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