幻の写真
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 11:10 UTC 版)
この幻の写真には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています(詳細)。 「航西日記」によると一行は出発後45日目の10月7日にマルセイユに到着し、翌8日に市内の写真館で記念写真を撮ったとされている。しかし、この写真はその後長らく所在が不明であった。撮影から110年後の1994年(平成6年)に一行の一人である宮崎道三郎 (法学者) の孫・宮崎誠が所蔵の写真に森鴎外が写っていることに気づき、東京・千駄木の鴎外記念本郷図書館 (現・文京区立森鴎外記念館) に送ったことから所在が明らかになった。 鴎外はこの写真について「二十八日。午。着馬塞(マルセイユ)。投日熀垘客館 (Hôtel de Genève)壁頭懸大寫眞幅。就而見之。則航西日記所載日東十客之圖也。余等堂々七尺軀。徒使髭奴爲奇禽異獣之顴。悲慨何堪。」と日記で記述している。
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