幣帛

デジタル大辞泉

にき‐て【^▽和^▽幣／幣^＝帛／^▽幣】

読み方：にきて

《後世は「にぎて」「にきで」とも》榊(さかき)の枝に掛けて、神前にささげる麻や楮(こうぞ)で織った布。のちには絹や紙も用いた。

「下枝(しづえ)には青—、白—をとりしでて」〈神代紀・上〉

み‐てぐら【^▽幣／幣^＝帛】

読み方：みてぐら

《「御手座(みてぐら)」の意という。「みてくら」とも》神に奉納する物の総称。布帛(ふはく)・紙・玉・兵器・貨幣・器物・獣類など。また、のちには御幣をもいう。幣束。幣帛(へいはく)。ぬさ。

へい‐はく【幣^×帛】

読み方：へいはく

神社で、神前に奉献するものの総称。みてぐら。ぬさ。

難読語辞典

幣帛

読み方：ヘイハク（ｈｅｉｈａｋｕ）

神前に供える物の総称

歴史民俗用語辞典

幣帛

読み方：ヘイハク（ｈｅｉｈａｋｕ）

神にたてまつるものの総称。

別名 幣(ぬさ)、みてぐら、礼代(いやじり)

世界宗教用語大事典

にきて 【和幣・幣・幣帛】

（ニキタヘの約。後世、ニキデまたニギテとも）神に供える麻の布のこと。のちには絹または紙を用いた。ぬさ。みてぐら。

神道用語

幣帛(へいはく)

「みてぐら」ともいう。神に捧げる供え物であるが、神饌とは別のもので、木綿、麻、布、玉等で献幣使が奉幣として行う。

ウィキペディア

幣帛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/12/06 17:16 UTC 版)

幣帛（へいはく）とは、神道の祭祀において神に奉献する、神饌以外のものの総称である。広義には神饌をも含む。みてぐら、幣物（へいもつ）とも言う。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

幣帛

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 01:17 UTC 版)

発音^(?)

へ↗ーはく

名詞

幣帛（へいはく）

1. 神に供えるもの。みてぐら。ぬさ。
2. 進物。

Weblio日本語例文用例辞書

「幣帛」の例文・使い方・用例・文例

• 神祇官から一定の神社に捧げた幣帛
• 黒色と黄色の幣帛
• 国司から一定の神社に奉った幣帛
• 官幣社に次ぐ格で国庫から幣帛を得ていた神社