常総鉄道キハ13形気動車とは? わかりやすく解説

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常総鉄道キハ13形気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/16 16:00 UTC 版)

常総鉄道キハ13形気動車
基本情報
運用者 常総鉄道
製造所 日本車輌
製造年 1930年6月24日
製造数 2両
運用開始 1930年
運用終了 1940年
引退 キハ13:1934年3月→東野鉄道
キハ14:1940年9月→北丹鉄道
廃車 キハ13:1968年12月16日
キハ14:1959年9月29日
投入先 常総線
主要諸元
軌間 1067mm(狭軌
車両定員 60名(座席32名)
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常総鉄道キハ13形気動車(じょうそうてつどう キハ13がたきどうしゃ)は、常総鉄道関東鉄道の前身で、現在の常総線を運営した)が1930年昭和5年)に導入した気動車

概要・運用

常総鉄道時代

この車両は、常総鉄道が1930年(昭和5年)に日本車輌に2両を発注し、製造したもので、同年6月24日にキハ13・14の2両が竣工した。2両の代価は2万6000円だった。常総鉄道には、1927年(昭和2年)に製造された初の内燃動車、キハ11形(定員40人)があったが、この車両はそれよりも定員が20人多い60人となっている。[1]

譲渡後

キハ13

1934年(昭和9年)3月東野鉄道に譲渡され、同社のキハ30となった。その後は1948年(昭和23年)に客車化されハ30となり、1968年(昭和43年)12月16日の路線廃止とともに廃車となった。[2]

キハ14

1940年(昭和15年)9月北丹鉄道に譲渡され、同社のキハ101となったが、戦時中の代用燃料(薪ガス)使用によりエンジンが劣化し、客車代用として使用された後、1949年(昭和24年)にはエンジンを外して正式に客車化され、1952年(昭和27年)頃にハ101に改番した。1959年(昭和34年)9月29日に廃車となった。[2]

車両年表

キハ13

  • 1930年昭和5年)
    • 6月13日 - 新しいガソリン動車の設計が認可。「瓦斯輪自動客車設計ノ件 認可 鐵道大臣」[3]
    • 6月24日 - 竣工。竣工届提出。[1]
  • 1934年(昭和9年)
    • 3月 - 東野鉄道に譲渡。同社のキハ30となる。[2]
  • 1948年(昭和23年)- 客車化。ハ30に改番。
  • 1968年(昭和43年)
    • 12月16日 - 東野鉄道線廃線にともない廃車。

キハ14

  • 1930年(昭和5年)
    • 6月13日 - 新しいガソリン動車の設計が認可。「瓦斯輪自動客車設計ノ件 認可 鐵道大臣」[3]
    • 6月24日 - 竣工。竣工届提出。[1]
  • 1940年(昭和15年)
    • 9月 - 北丹鉄道に譲渡。同社のキハ101となる。[2]
  • 戦時中 - 事実上客車として使用。
  • 1949年(昭和24年)- 正式に客車化。
  • 1952年(昭和27年)頃 - ハ101に改番。
  • 1959年(昭和34年)

脚注

  1. ^ a b c 『関東鉄道株式会社七十年史』関東鉄道株式会社、1993年3月、86頁。 
  2. ^ a b c d 『関東鉄道株式会社七十年史』関東鉄道株式会社、1993年3月、87頁。 
  3. ^ a b 『常総鉄道株式会社三十年史』常総鉄道株式会社、1942年5月、265頁。 

参考文献

  • 『常総鉄道株式会社三十年史』常総鉄道株式会社 著・出版 1942年(昭和17年)5月
  • 『関東鉄道株式会社七十年史』関東鉄道株式会社 著・出版 1993年(平成5年)3月



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