巻纓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/04 15:34 UTC 版)
武官の冠は纓を内巻きにして纓挟(えばさみ)という木製黒漆塗りの切れ込みを入れた木片で留める巻纓冠(けんえいかん)である。昇殿許可の無い地下人でも、幅の狭い細纓(さいえい)を同じく内側に巻き上げて着用した。 さらに、武官のみの付属品として老懸(「緌」とも。おいかけ)という馬の毛をブラシのように束ねて扇形に開いた用途不明の飾りがある。(紐の結び余りをさばいた様子を表現したものとも中国北方の兵士が耳当てに用いたものとの説もあるが定かではない。) 老懸には紐がついており、冠が落ちないように固定する役目もあった。
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