川代渓谷と恐竜化石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 16:33 UTC 版)
川代渓谷は、篠山市立金から一級河川の加古川に合流する山南町井原まで約32キロメートルの篠山川のうち、山南町上滝付近の東西4kmにある。奇岩怪石に水流がひっかかり、激しい水流により永い間にできる「ポットホール」が見られる。白亜紀前期の篠山層群の地層(およそ1億1千万年前)と篠山川の水流が織りなす豊かな自然と美しい景観を有している。篠山層群は砂や泥、火山灰が重なり積もった地層で丹波篠山市と丹波市の一部にあり、恐竜など貴重な化石が発見されている。旧上久下村営上滝発電所跡付近で2006年(平成18年)8月に白亜紀前期の草食恐竜「丹波竜」が地元の地学愛好家によって発見され以後、発掘調査が続けられ1万8千点以上の化石が発見されている。化石は、丹波竜化石工房 ちーたんの館に展示されている。県道篠山山南線(県道77号)は川代渓谷に沿っていることから、井原交差点から大山下交差点までの全長18キロメートルの区間を川代恐竜街道と呼んでいる。
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