崇源院とは? わかりやすく解説

すうげん‐いん〔‐ヰン〕【崇源院】

読み方:すうげんいん

[1573〜1626]徳川秀忠の妻。名は江(ごう)。父は浅井長政。母は織田信長の妹小谷(おだに)の方。姉は淀君浅井氏滅亡後柴田勝家嫁いだとともに越前移り柴田氏滅亡後豊臣秀吉保護を受ける。文禄4年(1595)、徳川秀忠継室となり、のちに家光千姫らを産む。没後贈従一位


崇源院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 00:17 UTC 版)

崇源院(すうげんいん/そうげんいん[注釈 1])は、安土桃山時代から江戸時代初期の女性。近江戦国大名浅井長政の三女で、母は織田信秀の娘であるお市の方織田信長の妹)。崇源院は院号であり、一般には(ごう)か小督 (おごう[注釈 2])の名で知られるが、達子(みちこ)[注釈 3]で、追贈された贈位従一位


注釈

  1. ^ 下記を参照
  2. ^ a b 小督の読みは「おごう」と「こごう」のニ通り考えられるが、ここでは貴人の娘や妻に対する敬称である「御料人」と対になる幼名の敬称(敬語)の「お(小)」が付いたものであるから、読みは「おごう」とするのが適切である[5]
  3. ^ 後述するが、死後につけられた実名で、生前には用いられていない。また「みちこ」の読みは『中院通村日記』のふりがなによる。
  4. ^ 豊臣秀吉側室。異説だが、市の連れ子(異父姉)という説もある。
  5. ^ 京極高次正室。
  6. ^ 姉茶々の猶子となった。
  7. ^ 姉の茶々は永禄12年(1569年)頃、初は元亀元年(1570年)頃の出生であると想定されている
  8. ^ なお、この時に兄・万福丸は信長の命により殺されている
  9. ^ 鳥取県立博物館所蔵「佐治幾衛家譜」「佐治所平家譜」ともに未翻刻資料であるが関係部分は下記福田の著書[22]に採録されている。
  10. ^ 第二次世界大戦終戦後の増上寺周辺の市街地区画整理に伴って、徳川遺物が全国の寺社に譲渡されたが、その折に山梨県の恵林寺に譲渡された石棺が後の研究で2015年に崇源院のものであったと判明した。石棺は恵林寺宝物殿に安置、公開されている。
  11. ^ 鷹司家より婿養子。

出典

  1. ^ a b 宮本 2010, p. 59-60.
  2. ^ a b c 福田 2010, p. 11.
  3. ^ 福田 2010, pp. 24–25.
  4. ^ 江戸東京博物館友の会会報「えど友」No.60(2011年)、p.4
  5. ^ 福田 2010, p. 17.
  6. ^ 福田 2010, pp. 17–19.
  7. ^ 福田 2010, p. 18.
  8. ^ 福田 2010, pp. 15–16.
  9. ^ a b 福田 2010, p. 23.
  10. ^ a b c 永田 2011.
  11. ^ a b 福田 2010, p. 20.
  12. ^ a b 福田 2010, pp. 20–21.
  13. ^ 福田 2010, p. 24.
  14. ^ 福田 2010, pp. 23–24.
  15. ^ 小和田 1997, p. 44-47.
  16. ^ 宮本 2010, p. 66-74.
  17. ^ 宮本 2010, p. 74-75.
  18. ^ 宮本 2010, p. 112-115.
  19. ^ a b c 小和田 1997
  20. ^ a b c 瀧田英二『常滑史話索隠』1965年。
  21. ^ 福田 2010, p. 60
  22. ^ 福田 2010, p. 49
  23. ^ 福田 2010, p. 72
  24. ^ 宮本 2010, p. 114-123.
  25. ^ 福田 2010, p. 75
  26. ^ 宮本 2010, p. 139.
  27. ^ 片山正彦「豊臣政権樹立過程における於次秀勝の位置づけ」『豊臣政権の東国政策と徳川氏』思文閣出版〈佛教大学研究叢書〉、2017年。ISBN 978-4-7842-1875-2
  28. ^ 福田 2010, p. 85
  29. ^ 『安土町史』史料編1
  30. ^ 宮本 2010, p. 255.
  31. ^ 江(崇源院)から今上天皇までの系譜
  32. ^ 宮本 2010, p. 224.
  33. ^ 鈴木尚; 矢島恭介; 山辺知行 編『増上寺徳川将軍墓とその遺品・遺体』東京大学出版会、1967年。 
  34. ^ 鈴木 1985, pp. 89–96.
  35. ^ 『寛政重修諸家譜』
  36. ^ 『系図纂要』
  37. ^ 大河ドラマの“浅井三姉妹”と“お市” NHKアーカイブス、2022年9月17日閲覧


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