岡信子とは? わかりやすく解説

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岡信子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/28 22:58 UTC 版)

岡 信子(おか のぶこ、1937年3月13日 - )は、日本童話作家

夫は児童文学作家小説家野火晃

来歴・人物

岐阜県に生まれ、東京で育つ。菊華中学・高等学校(現・杉並学院中学高等学校)を卒業した後、短期大学に進学した。高校時代は歯科医を継ぐものと理系の勉学に取り組んでいたが、自分に向いてないと思い、短期大学で幼児教育を学ぶ[1]。卒業後は幼稚園教諭になり、後に童話創作に専念。日本児童教育専門学校で教鞭をとり、後進の育成にも励む。

短大で創作童話の講義を受けた後、児童心理学者の早川元二より書き続けることを勧められ、童話作家を志した[1]

代表作に、日本児童文芸家協会賞を受賞した『花・ねこ・子犬・しゃぼん玉』のほか、小学一年生の教科書に30年にわたり掲載された『はなのみち』[2]などがある。

日本児童文芸家協会理事、会長を経て顧問。また日本文藝家協会理事を務める[3]。2008年児童文化功労賞[4]

著書

  • 『チムとターク』(世界文化社) 1978、のちリーブルより再刊 2003
  • 『夜あるくお人形』(文研出版) 1974
  • 『うたうロットンくん』(岩崎書店) 1978
  • 『ぽけぽけぽけっと』(日本教文社) 1979
  • 『まぐまぐこぐま』(日本教文社) 1979
  • 『できたぞともだち』(太平出版社) 1979
  • 『リーンローンたぬきバス』(岩崎書店) 1981
  • 『おばあさんのふしぎなこねこ』(旺文社) 1984
  • 『みつけたぞ ほりだしもの』(ひさかたチャイルド) 1984
  • 『海の見える観覧車』(小学館) 1984
  • 『パジャマでおでかけ』(佼成出版社) 1985
  • 『けんかのけんた』(ひさかたチャイルド) 1985
  • 『あまえっこちびた』(ポプラ社) 1985
  • 『やさしいにくまれっ子』(旺文社) 1985
  • 『あの子のことはひみつだよ』(岩崎書店) 1985
  • 『きえたリスのきょうだい』(岩崎書店) 1986
  • 『けんたのひみつのともだち』(くもん出版) 1986
  • 『ながしびなのねがいごと』(世界文化社) 1987
  • 『あめふりこねことうんどうかい』(教育画劇) 1987
  • 『異人館に消えた男の子』(ひさかたチャイルド) 1987
  • 『くまっこ・まぐ』(日本教文社) 1988
  • 『だだっ子みきちゃん1ねんせい』(金の星社) 1990
  • 『赤い帽子・黒い鬼』(佼成出版社) 1990
  • 『ころがりおちた神さま』(旺文社) 1992
  • 『こぐまのまぐの なつやすみ』(教育画劇) 1993
  • 『いきたいなゆうえんち』(教育画劇) 1996
  • 『おめんでぼうけん』(小学館) 1996
  • 『花・ねこ・子犬・しゃぼん玉』(旺文社) 1997 - 第22回日本児童文芸家協会賞
  • 『はなのみち』(岩崎書店) 1998
  • 『ちなの小さな白い羽』(リーブル) 1999
  • 『おおきなキャベツ』(金の星社) 2001
  • 『おじいちゃんのふね』(リーブル) 2007
  • 『おむすびくん』(地方・小出版流通センター) 2008
  • 『海に消えた小さな晴れ着』(学研教育出版) 2014

脚注・出典

  1. ^ a b 日本児童教育専門学校講師紹介および「先生からのメッセージ」 (2014年11月25日閲覧)
  2. ^ 教科書出版 光村図書による自社教科書所載作品一覧 - 「はなのみち」は昭和55年版より掲載されている。
  3. ^ 役員名簿”. 日本文藝家協会. 2014年11月25日閲覧。
  4. ^ 児童文化功労者一覧 - 日本児童文芸家協会

関連項目




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