岐阜県の図書館史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 08:48 UTC 版)
1923年(大正12年)に刊行された『岐阜県教育五十年史』によると、同年の岐阜県には公私立合わせて29の図書館があったが、土岐郡に図書館は存在せず、東濃全体でも蛭川村(現・中津川市)に蛭川村立済美図書館(現・中津川市立蛭川済美図書館)があるのみだった。明治・大正期に設立された図書館の多くはその後に姿を消している。第二次世界大戦前に設立されて現存している公共図書館は、蛭川村・高山市・大垣市の3自治体立と岐阜県立の図書館のみである。 1910年(明治43年)には蛭川村に蛭川村立済美図書館が開館しており、この図書館は現存する岐阜県の公立図書館としては最古の歴史を有する。1906年(明治39年)には私立の戦捷記念高山図書館が開館し、1943年(昭和18年)に高山市に移管されて高山市図書館となった。1911年(明治44年)には安八郡に大垣町教育委員会図書館が開館し、1918年(大正7年)に大垣町が市制施行したことで大垣市立図書館となった。1923年(大正12年)には私立岐阜簡易図書館が開館し、1954年(昭和29年)に岐阜市に移管されて岐阜市立図書館となった。
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