山梨における幼児教育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 07:11 UTC 版)
文部省は1872年(明治5年)に学制を頒布した。その中の小学校の項目で6歳までの小学校前の教育(幼稚小学)について規定している。これを受けて1876年(明治9年)官立の幼稚園を東京女子師範学校(お茶の水女子大学の前身)に設置した。また、1878年(明治11年)には、同師範学校にて幼稚園教諭の養成を行うようになり、日本全国に幼児教育を普及させることとなった。 この動きを受けて、山梨県では1887年(明治20年)山梨尋常師範学校が幼稚保育科を設置した。これが山梨県における最初の幼稚園である。ここで行われた保育内容は東京女子師範学校附属幼稚園を模範として、談話、手技、計方、唱歌、遊戯というフレーベル幼稚園教育の内容に行儀の科目が加えられていて、小学校のように教授的に行われていた。しかしながら財政難から長くは続かず1898年(明治31年)に廃園となった。
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