山小屋などの施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 05:02 UTC 版)
尾瀬沼の東端及び尾瀬ヶ原の西端には、ビジターセンターと国民宿舎がある。 山小屋・休憩所尾瀬は広大なため、日帰りで一周することは非常に難しい。このため、湿原内に多くの山小屋が設置され、利用される場合がある。ただし、他地域の山小屋と異なり、すべての山小屋が事前予約制をとっている。これは、予約制でない時代に多くの登山者が詰めかけ、収容人員をはるかに上回る事態となったためであり、自然保護のための入山規制の意味合いもある。山小屋は、鳩待峠、山の鼻、竜宮、ヨシッ堀田代、見晴、赤田代、尾瀬沼東岸、三平下、大清水、御池、七入の各地区に存在する。多くの山小屋は、昼間もカレーや麺類など軽食を出す休憩所や記念品、飲料などを販売する売店としても営業している。山小屋以外にも管理人が常駐し、軽食の提供や売店を営業する有人の休憩所が各所にある。山小屋の物資はヘリコプター輸送のほか、尾瀬ヶ原地区では生鮮食料品などはボッカにより輸送されている。そのため、シーズン中は毎日郵便物の取集があり、主要な山小屋には期間を限って郵便ポストが設置される。なお、ポストによっては現在はボッカではなく依託された郵便物取集人が取集を行っている。 キャンプ指定地 キャンプは指定された3箇所(山の鼻、見晴、尾瀬沼東岸)で可能であるが、尾瀬沼野営場は尾瀬沼ヒュッテでの予約が必要である。 公衆トイレ 公衆トイレは山小屋の存在する場所に設置されている。チップ制が採用され、使用料(1回100円程度、沼尻では200円)を入口の箱に投入するというようなシステムになっている。
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