小野進
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 15:14 UTC 版)
秋田犬や老犬神社を世に広めた一人が大館中学校教諭心得の小野進であった。小野進は秋田県内の優れた自然景観や、貴重な動植物を書籍などを通して数多く紹介している。秋田犬が国の天然記念物に指定されたのも、多くの中央の研究者との繋がりがある彼の働きが大きかった。その他、天然記念物小坂噴泉塔(小坂鉱山の採鉱の為消失)、後生掛温泉の泥火山、玉川温泉の北投石、長走風穴や芝谷地、ニホンザリガニ生息の南限地、比内鶏、声良鶏、小又峡、秋田市河辺三内の筑紫森岩脈、男鹿半島などの紹介につとめた。彼は、小又峡上流のダム計画を頓挫させるなど自然保護運動の先駆者といわれている。大館・北秋地区に国の天然記念物が多いのは大館で働いていた彼の働きが大きいともいわれている。 小野進は、昭和6年12月25日に全国放送HKで秋田犬を紹介し、老犬神社は「名犬物語」として昭和9年1月8日に全国放送UKの子供の時間で放送し紹介している。また、昭和9年には『秋田犬・老犬さま』としてその放送の内容を出版している。
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