小説家となるまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 10:11 UTC 版)
小中学生のころから推理小説に興味を持ち、江戸川乱歩やアーサー・コナン・ドイルを愛読していた、という。高校に入ってから読んだ松本清張の『点と線』に強い影響を受け、水上勉、高木彬光、森村誠一、アガサ・クリスティー、エラリー・クイーン、ヴァン・ダイン、クロフツなどを読み、推理・ミステリー小説に関心を深めていった。大学入学後は一転して現代詩に熱中し、草野心平、三好達治、八木重吉などを読み、学部の卒業論文は中原中也について書いた、という。 卒業後は埼玉県の小学校の教員となったが、40代になってから仕事用に購入したワープロの練習として小説を書き始めた。1988年に銀行員を主人公とする推理小説『それぞれのメッセージ』が、江戸川乱歩賞の二次選考に残り、自信を深めた。その後、1990年に『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、推理作家としてデビューする。小説家となってからも、小学校の教員として勤務を続け、土日などの休日に小説を書く、という生活がしばらく続いた、という。
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