小簾の戸とは? わかりやすく解説

小簾の戸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/12/23 03:56 UTC 版)

小簾の戸(こすのと)は、地歌の曲目のひとつ。端歌物に属する。 「雪」で有名な峰崎勾当の作曲。詞は芸妓首のぶによるもの。 歌詞中に「蚊帳」が登場するなど夏の恋をうたったもの。地歌には珍しく 明るい結末の唄。 曲はうた沢にも取り入れられ、「浮草」との題がつく。 歌詞は古今集の 「わびぬれば 身をうき草の 根をたえて さそふ水あらば いなむとぞ思ふ」(小野小町) 「夏山に 鳴くほととぎす 心あらば 物思ふ我に 声な聞かせそ」(読み人しらず) 西行の 「けふもまた 松の風吹く 岡へゆかむ 昨日すずみし 友にあふやと」 「なげけとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな」(百人一首にとられる) といった和歌よりとられる。




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