小判の鋳造法とは? わかりやすく解説

小判の鋳造法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 21:47 UTC 版)

金座」の記事における「小判の鋳造法」の解説

最初に後藤手代立会い監視の下、地金精錬が行われた。金山より買い入れた山出金、古金貨、輸入印子金などを鎔解し、食塩および硫黄加えて含まれる銀と反応させ精錬して一定の品位焼金とした。試金石用いて手本金と比較して品位改められた。次に焼金および花降銀(純銀)を規定品位になるよう秤量取り組み坩堝鎔融して竿金とした。 金座人がこの地金受け取り一定の目方切断され小判型に打ち延ばされた。表面に鏨目が打たれ計量検査が行われた後、棟梁および座人の験極印打たれ後藤手代渡された。さらに検査が行われ、扇極印額面などの極印打たれ金座人に戻された。 仕上げは、小判食塩焔硝、丹礬、緑礬薫陸などの薬剤塗り火で焙って色揚げが行われ金色整えられた。最終検査合格した小判百両単位で包封金とし勘定所上納された。

※この「小判の鋳造法」の解説は、「金座」の解説の一部です。
「小判の鋳造法」を含む「金座」の記事については、「金座」の概要を参照ください。

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