導波モード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/29 02:27 UTC 版)
光ファイバーにおけるシングルモードとマルチモードと同様に、光導波路においても導波モード別に構造が異なる。シングルモード光導波路(単一モード光導波路)においてはS偏光もしくはP偏光を伝送に用いる。この場合、コア-クラッド境界での全反射に伴う位相シフトによる干渉が問題となる。シングルモード光導波路の形成にはスラブ型・もしくは埋め込み型の構造が必要であり、光導波路への光線入射角・コア厚の制約がかなり大きい。シングルモード光導波路は伝送損失が低いが、構造が繊細であるため物理的に弱く高価となる。 リッジ型・半埋め込み型の光導波路を用いた場合、マルチモード光導波路となる。このとき伝送光の偏波状態は維持されず伝播する。
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