密度の変化による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 07:08 UTC 版)
連続体力学の巨視的な視点において、気体と液体には定性的な違いはない。定量的な違いとして密度以外に圧縮性(圧力変化に対する密度変化の比)の大小があげられるので、 非圧縮性流体 - 密度の流れに沿った時間変化がない流体。圧縮性が小さい流体(液体など)のモデルとして多く用いられる。 圧縮性流体 - 圧縮性が無視できない流体バロトロピック流体 - 密度が圧力のみの関数である流体。気体などの熱伝導性が低い流体のモデルとして多く用いられる。 という分類が考えられる。ただし、特徴的な速さが音速より小さい場合は気体も非圧縮性流体として考えてよく、液体でもその内部を伝わる音波(密度の粗密波)を議論するときには圧縮性流体として考えなければならない。 なお、密度が一様で一定な流れ(非圧縮性流体の一部)もバロトロピック流体の一つである。
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