密度および体積測定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 13:05 UTC 版)
「コリオリ式質量流量計」の記事における「密度および体積測定」の解説
U字型コリオリ式質量流量計では質量流量 Qm は以下の式で与えられる。 Q m = K u − I u ω 2 2 K d 2 τ {\displaystyle Q_{m}={\frac {K_{u}-I_{u}\omega ^{2}}{2Kd^{2}}}\tau } ここで Ku は温度に依存する管のねじり剛性、K は形状による因子、d はインレットアームとアウトレットアームの間の距離、τ はアーム振動の時間遅れ、ω は振動数、Iu は管の慣性モーメントである。管の内容物も慣性モーメントに寄与するので、質量流量を正確に測定するには流体の密度を知る必要がある。 手動校正が追いつかないほど密度の変化が速いのであれば、コリオリ式質量流量計で密度を直接測定することもできる。振動部の固有振動数は管と流体の合計質量によって決まるので、その測定を通じて流体の質量を求めることができるのである。管の容積を流体質量で割れば流体の密度が得られる。 その場で密度が測定できることにより、質量流量の計測値を体積流量に変換することも可能である。
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