家畜と巣箱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/22 03:41 UTC 版)
巣箱を使う家畜には、鳥類のほかにミツバチがある。養蜂では養蜂箱と呼ばれる、家畜化したミツバチが繁殖しやすいよう、工夫された専用の巣箱が用いられる。この箱は内部が蜂が営巣しやすいよう工夫された構造となっているが、この中にミツバチが営巣した場合に、それらはパネル状になった複数の巣からなる一つの社会を形成する(→社会性昆虫)。この巣箱は出入り口が閉鎖できるようになっているほか、移動ができる。養蜂家はこの巣箱を花のある場所に運搬してミツバチを放つと、ミツバチは巣箱を中心として集めた蜜で巣箱内の巣に蜂蜜を蓄える。この蜂蜜を人間が集めて利用するほか、巣の素材である蜜蝋なども利用できる資源として得ることができるのである。 鳥類の場合、1羽やそのつがいから得られる資源は高が知れているため、たいていは鳥小屋など複数の鳥を飼育するための建物が利用される。しかしその小屋の中に仕切りを設けて、各々を巣箱状にする場合もあり、ハトなどでは食用にせよ伝書鳩のような通信用にせよ、1羽ずつ分かれて住めるような構造も見られる。
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