宗教臨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 17:37 UTC 版)
年に数回の頻度で、日蓮正宗法華講連合会による金沢方面からの団体臨時列車が、東海道本線を経由して富士宮駅まで運転される。使用車両は183系・189系、485系・489系、681系・683系などで、富士宮駅では団体専用の1番線に停車する。このほか、数年に一度、長野方面からも団体臨時列車が身延線に入線することがある。 富士駅側では、かつて日蓮正宗の在家信徒団体であった創価学会関連の団体臨時列車(いわゆる「創臨」)が、日蓮正宗の総本山である大石寺(富士宮市)への参拝を目的に各地から富士宮駅に多数発着していた。そのため富士駅 - 富士宮駅間が複線化され、西富士宮駅手前まで大規模な引き上げ線を設置するなどしていたが、1991年に日蓮正宗が創価学会を破門すると、臨時列車の運行が宗門側の日蓮正宗法華講連合会によるものだけとなり、貸切バスで直接大石寺に乗り入れる団体も増加したことから、本数も大幅に減少した。広大な引き上げ線も廃止され、2008年から2012年にかけて行われた線路の高架化事業に伴い、これまで本線側と完全に切断されて残っていた線路は完全に撤去された。
※この「宗教臨」の解説は、「身延線」の解説の一部です。
「宗教臨」を含む「身延線」の記事については、「身延線」の概要を参照ください。
- 宗教臨のページへのリンク