宗教者としての阿弥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 14:25 UTC 版)
「阿弥 (法号)」の記事における「宗教者としての阿弥」の解説
開祖の一遍は、自らの遊行に同行する人を時衆と呼び、男性には阿弥の法名を附した。阿弥号は男性に限られ、女性は「一房」号ないし「仏房」号を称した。時衆が増えてくるにつれて、全員が一遍とともに遊行できるわけではないため、一遍とともに遊行する少数の「道時衆」と、出家はするが、日常生活の中で在俗の修行をする大多数の「俗時衆」という区別が生まれた。なお、喜捨を通じて縁を結んだ結縁衆もいた。一遍は、寺院や堂舎を持たなかったことから、時衆には、世俗で生活をしながら修行することを大事にする性格を持つこととなった。
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