安田修 (実業家)とは? わかりやすく解説

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安田修 (実業家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/26 15:50 UTC 版)

やすだ おさむ

安田 修
生誕 1947年[1]
日本 奈良県[1]
死没 不明[2]
職業
肩書き
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安田 修(やすだ おさむ、1947年[1] - 没年不明[2])は、日本実業家馬主

かつて存在した、外壁材屋根材の販売を手掛ける新興産業株式会社(現在倒産)の代表取締役社長を務めていた。

経歴

奈良県出身[1]1973年に新興産業を創業、3年後の1976年株式会社となった際に代表取締役となる[1]

新興産業の倒産後は馬主業や競走馬の生産に復帰することも無く、長らく姿を見せていなかったが、2023年、死去していたことが明らかになった[2]。没年齢は不詳。

馬主活動

安田の勝負服

日本中央競馬会(JRA)および地方競馬全国協会(NAR)に登録していた馬主としても知られた。勝負服の柄は黒[注 1]冠名には自身の経営していた会社名より「シンコウ」を用いた。また、馬選びのアドバイザーとして鬼塚義臣を起用していた[1]

当初は地方競馬大井競馬場競走馬を所有[1]。最初の所有馬であるシナノカオリは14戦7勝の戦績を残した[1]。その後、JRAの調教師である藤沢和雄国枝栄との出会いを経て、1990年頃に中央競馬の馬主資格を取得した[1][注 2]

1997年には沙流郡門別町に生産牧場・シンコーファーム(こちらには冠名の「シンコウ」ではなく「シンコー」と記す[注 3])を開設し、オーナーブリーダーとしても活動。のち2001年には代表生産馬レディパステル優駿牝馬に優勝すると、2002年に新興産業から独立して株式会社化。生産専門のマーケットブリーダーとして、その後もフミノイマージン[3]などの活躍馬を送り出していたが、その後解散した。

タイキブリザード一口馬主でもあった[1]

来歴

主な所有馬

GI級競走優勝馬

重賞競走優勝馬

その他の所有馬

脚注

注釈

  1. ^ 安田の馬主業撤退後、中村祐子が勝負服に同配色を用いている。
  2. ^ P42「シンコウラブリイに出会ったのが、中央の馬主の資格をとって2年目でしたかね」という発言より。しかし、netkeibaなどのデータベースによれば1984年には中央競馬に所有馬がいる事が確認できるため、発言との矛盾が生じている。
  3. ^ 出典の『優駿』では「シンコウ」であったが、変更されたものとみられる。
  4. ^ 反対側はサクセスストレインなどを所有した鈴木芳夫の服色となっていた。
  5. ^ 現役中に中村徳也に馬主変更、その後2001年安田記念4着の実績を残した。
  6. ^ 現役中に飯田正に馬主変更、その後2001年のセントライト記念を制した。
  7. ^ 現役中に飯田政子に馬主変更、自己条件で1勝を挙げている。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 「[優駿ロングインタビュー] 理想の馬を求めて 安田修」『優駿』、中央競馬ピーアール・センター、1997年8月、42-47頁。 
  2. ^ a b c d 田中勝春騎手が亡きオーナー2人の勝負服 騎手仲間は青のTシャツで参加/引退式”. 日刊スポーツ (2023年12月28日). 2023年12月28日閲覧。
  3. ^ 重賞ウイナーレポート「2011年04月23日 福島牝馬S G3 優勝馬:フミノイマージン」”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会 (2011年). 2012年9月7日閲覧。

参考文献

外部リンク




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