安東競馬場
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1929年(昭和4年)関東州では3番目の競馬場である安東競馬場が開設される。安東競馬場でも1931年(昭和6年)から事実上の宝くじである景品付き入場券を発売し経営は順調であった。安東は朝鮮との国境である鴨緑江に面し朝鮮族が多く住み、対岸の朝鮮・新義州からも容易に来ることが出来たため観客の6割を朝鮮人、3割が日本人、満州人はわずか1割を占めていた。競馬会会員も100人中の92人は日本人であるが朝鮮人と満州人も8人加わり、騎手24人中にも朝鮮人が2名参加している。騎手24人のうち21人は日本人でなかでも九州出身者が13人を占めている。馬は満蒙産牝馬で主となる抽籤馬は体高は55インチ(139.7センチ)以下とした。開催も大連・奉天と同じく年に4場所開催し1場所は6日間で1日のレース数は14回である。
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