守礼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 09:58 UTC 版)
氏子調制度下において、守礼は現在でいう身分証明書、あるいは戸籍の一部(江戸時代でいう寺請証文、宗門人別改帳)の役割を担った。守礼は縦3寸(約9.1cm)、横2寸(約6.1cm)の木札で下記のような情報が記述されていた。 表面所属している神社 生国・住所 姓名・生年月日 父親の名 裏面神官の氏名と印 発給年月日 先述のように持ち主が死亡した場合は、戸長を通して神社に返納することになり、神葬祭の場合には、これが神霊主となった。 なお、守礼はあくまで個人が所持する物であって、それらをまとめた台帳は別に存在し、神社や戸長役場が保管した。
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