宇宙ステーション補給機(HTV、こうのとり)とH-IIBロケット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 04:28 UTC 版)
「きぼう」の記事における「宇宙ステーション補給機(HTV、こうのとり)とH-IIBロケット」の解説
詳細は「宇宙ステーション補給機」および「H-IIBロケット」を参照 日本は米国のスペースシャトルやロシアのソユーズなどに頼らず、地球からISSへ物資を輸送する独自の宇宙輸送システムを開発することを決定し、1995年(平成7年)に概念設計に着手し、1997年(平成9年)から開発が始まった。これは宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle:HTV、愛称こうのとり)と呼ばれる機体で、全長約10メートル、直径約4.4メートルの円筒形で、推進モジュール・電気モジュール・キャリアの3区画からなる。2009年9月11日に、HTVを打ち上げる事を主たる目的として開発されたH-IIBロケットによってHTV技術実証機 (HTV-1) が打ち上げられており、2号機以降は毎年約1機ずつ計9機のHTVを打ち上げISSへ物資を輸送する予定である。 2020年5月21日に打ち上げられ、同年8月20日に大気圏に再突入した9号機をもって「こうのとり」及びH-ⅡBロケットの運用は終了した。以降は2021年度よりH-3ロケットによって打ち上げられる予定の新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)に引き継がれる。
※この「宇宙ステーション補給機(HTV、こうのとり)とH-IIBロケット」の解説は、「きぼう」の解説の一部です。
「宇宙ステーション補給機(HTV、こうのとり)とH-IIBロケット」を含む「きぼう」の記事については、「きぼう」の概要を参照ください。
- 宇宙ステーション補給機とH-IIBロケットのページへのリンク