学年別漢字配当表の制定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 08:12 UTC 版)
教育漢字は、当用漢字の別表として1948年に公布された「当用漢字別表」が起源であった。しかし、当用漢字別表は「小学校に通っている間に習う漢字」としか定めていなかったため、たとえば年度変わりに転校して使用する教科書の会社が変わると、小学校を卒業しても習わない漢字が出てきてしまうおそれがあった。 この問題を解消するため、1958年(昭和33年)10月の文部省告示第80号で初めて「学年別漢字配当表」が示された。 その後、1968年(昭和43年)(実施は1971年度(昭和46年度))に備考漢字(備考欄)を新たに設け、115字が追加された。これが1977年(昭和52年)の改定(実施は1980年度(昭和55年度))で正式に「学年別漢字配当表」に昇格し、同時にそれまでの配当漢字の対象学年の変更も大幅に行われ、合計996字となった。
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