字母と書記素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:08 UTC 版)
文字体系に含まれる記号の最小単位を字母(文字記号とも)と呼ぶ。字母は文字と一致する場合もあるが、文字体系、言語、民族によっては、文字より小さい単位を字母とみなす場合もあるし、補助的な記号(ダイアクリティカルマークやマトラなど)を字母に含めない場合もある。一方、学術的な用語では、ある文字記号を構成する部分のことを書記素(英: grapheme、文字素、図形素とも)と呼ぶ。表音文字では音声の音素(英: phoneme)、表語文字では意味の意義素(英: sememe)あるいは形態素(英: morpheme)に対比される概念である。何を書記素とみなすかは、研究者によって異なることがある。
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