字母の組合せ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 12:14 UTC 版)
字母(チャモ)を2つ以上組み合わせて1文字を成す。1文字の構成は子音字母 + 母音字母あるいは子音字母 + 母音字母 + 子音字母のどちらかである。音節頭の子音字母を初声、母音字母を中声、音節末に来る子音字母を終声またはパッチム(받침。「支えるもの」の意)と呼ぶ。 初声と中声の組み合わせ方には3つのタイプがある。 初 中 가 ga 中声が縦長の字母(具体的には「ㅏ、ㅑ、ㅓ、ㅕ、ㅣ、ㅐ、ㅒ、ㅔ、ㅖ」)のときは、初声を左に、中声を右に配置する。 初 中 고 go 中声が横長の字母(具体的には「ㅗ、ㅛ、ㅜ、ㅠ、ㅡ」。古ハングルでは「ㆍ」も含む)のときは、初声を上に、中声を下に配置する。 初 中2 中1 과 gwa 中声が横長と縦長の字母の組み合わせ(具体的には「ㅘ、ㅙ、ㅚ、ㅝ、ㅞ、ㅟ、ㅢ」)のときは、初声を左上に、中声を下から右にかけて配置する。 終声があるときは、これらの下に終声を置く。 初 中 終 初 中 終 初 中2 中1 終 간gan 곤gon 관gwan このハングルの字母の組み合わせ方の由来については、契丹小字から取られたとする説が西田龍雄によって唱えられている。
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