こども郵便局
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こども郵便局(こどもゆうびんきょく)とは、日本の小学校・中学校にかつて設けられていた郵便貯金の特設窓口である。
注釈
- ^ 子どもに現金を持たせることや、子どもの貯金額を他の子どもに知られることに対して抵抗感を持つ保護者もいたという。
- ^ 当時「貯蓄から投資へ」のスローガンが盛んにメディアなどでも取り上げられていた。当時の小泉純一郎首相による施政方針演説(第164回国会における小泉内閣総理大臣施政方針演説)でも、このスローガンは紹介されている。
- ^ 「子供郵便局」「校内郵便局」と呼んでいる学校もあった。
- ^ 生活科の本格導入前、文部省は学習の参考例として全国の研究推進校に対して、郵便業務を体験する「こども郵便局」を開く活動を提示していた(1988年4月13日付・朝日新聞朝刊・小学校の新「生活科」は体験学習重視 文部省が参考例)。後にこの内容を教科書会社が単元として取り入れることとなる。
- ^ 生活科導入前の低学年社会科では小売り、農業、工場、乗り物に加えて郵便集配を題材として取り扱っていた。
- ^ 学区探検の中で郵便局を取り上げている会社もあるが、郵便局の業務そのものを紹介しているわけではない。
- ^ 東京都市大学付属小学校や板橋区立高島第五小学校、葛飾区立清和小学校などが挙げられる。
出典
- ^ 38年間の活動に幕 こども郵便局が閉局 - 八重山毎日新聞
- ^ 2003年12月29日付の朝日新聞朝刊(大分版)では「貯金活動を通じて責任感や社会性を身につけさせる目的で、1948年に大阪市の小学校で『こども貯金あそび』として開設したのが発端。」との記述がある(桂陽小がこども郵便局表彰 豊後高田/大分)。
- ^ a b c 『郵便貯金のあゆみ』(山口修著、郵便貯金振興会)
- ^ 『郵政百年史』(郵政省編、吉川弘文館)
- ^ 1949年4月1日付・朝日新聞朝刊「郵貯八百億円を突破」
- ^ a b c d 2006年10月17日付・朝日新聞夕刊「こども郵便局、来春廃止 公社『ためる教育、役割終えた』」
- ^ 2006年10月21日付・共同通信「こども郵便局、来春廃止へ 半世紀の歴史に幕」
- 1 こども郵便局とは
- 2 こども郵便局の概要
- 3 脚注
- 子ども郵便局のページへのリンク