嫁入信田妻(よめいりしのだづま。嫁入信田褄。歌舞伎・浄瑠璃)
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「芦屋道満大内鑑」の記事における「嫁入信田妻(よめいりしのだづま。嫁入信田褄。歌舞伎・浄瑠璃)」の解説
寛政5年(1793年)大坂北新地初演の『嫁入信田妻』は、数少ない『芦屋道満大内鑑』の改作のひとつである。上演回数はかなり多く、明治に入っても頻繁にかけられた演目である(記録上は大歌舞伎における最終上演が明治34年=1901年)。上演台本は明治期の写本が日本大学に所蔵されていることが確認されているが、一般に公開されておらず、印影や翻刻も未刊行であることから、内容の詳細については不明。内容について簡単に触れている『系統別歌舞伎戯曲解題』によれば、大体は「大内鑑」なのだが、保名と葛の葉が船での馴れ染め(原文ママ)に狐を助ける。保名の許へ葛の葉姫を伴うのが与勘平である。左近太郎の妻お町が女非人になっていたが、照綱は妻を殺して、六の君の身替りに父権之守照久へ差出すなど、「大内鑑」にない筋も加わっている。 とされており、『芦屋道満大内鑑』の改作であることが明白である。
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