女性版ホモソーシャルとは? わかりやすく解説

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女性版ホモソーシャル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 08:51 UTC 版)

腐女子」の記事における「女性版ホモソーシャル」の解説

社会学者東園子は、腐女子形成するコミュニティ女性版ホモソーシャル解釈できるとしている。ホモソーシャルとは文学研究者社会学者イヴ・セジウィック論じた概念で、男性同士友情はじめとする社会的なつながり形成されその間女性貨幣のように交換されるという構造持ちホモフォビア同性愛嫌悪)とミソジニー女性嫌悪)という2つ特徴がある。腐女子コミュニティでは、通常のホモソーシャル枠組みにおいて女性貨幣として交換されていたかわりに、物語の中男性欲望対象として女性同士の間で交換される。(通常の男性の)ホモソーシャルにおける女性嫌悪についても、これを異性嫌悪読み替えれば、(物語の中ではなく現実の)男性対す嫌悪として腐女子コミュニティに間に存在している(やおい系の同人即売会男性入場禁止される例など、現実男性排除する傾向がある)。他方同性愛嫌悪傾向腐女子コミュニティにはあまり見受けられず、東園子はむしろ女性同士の絆を維持するための異性愛嫌悪傾向の方が強いとしている。これは、通常の女性コミュニティでは異性関心を持つことが暗黙のうちに義務付けられている面があるため、そういった抑圧キャンセルする場として腐女子コミュニティ機能しているとみることができる。

※この「女性版ホモソーシャル」の解説は、「腐女子」の解説の一部です。
「女性版ホモソーシャル」を含む「腐女子」の記事については、「腐女子」の概要を参照ください。

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